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外見ケアLAB
外見ケアとものづくり
このページの解説者
個人に合わせた補整用品
1. 乳がん術後の補正用品について
乳癌の治療で乳房を全摘出された後に使用できる補整用品には、治療後の生活の一部としてご利用いただくために、幅広い製品がありさまざまな工夫があります。
補整用品をご利用いただく主な目的は、以下の3点です。
●お身体のバランスを整える
●不意な衝撃からの術部の保護
●自然なボディラインの形成
人工乳房(または補整パッド)と補整下着(ブラジャー)を組み合わせてご利用いただきます。
人工乳房にはシリコン製(図1)とウレタン製(図2)がございます。
シリコン製の特徴は、本物のお胸のような柔らかさと、豊富なサイズがあります。
例えば、シリコン製の人工乳房は数多くのサイズがございます。さまざまな体形の方にご利用いただけるよう製品によっては、左右別で10種類の大きさと2種類の高さがあり、重さは約70g~約800gまで用意しております。
実際に手に持っていただくとしっかりとした重さを感じますので、一見、身体の負担になるのではないかと感じられると思います。
ウレタン製は、軽量でご自宅などでリラックスされるときなどにご利用いただいております。
図1 シリコン製の人工乳房
図2 ウレタン製の人工乳房
補整ブラジャー(図3)は、人工乳房をカップに入れて着用することができます。一般的なブラジャーより、肩のストラップと胸元の生地が幅広い作りとなっておりますので、重みのあるシリコン製の人工乳房を入れても身体に負担がかからないよう、しっかりと支えます。
図3 補整ブラジャー
アンダーバストは一般的な5㎝毎より細かく設定がございますので、よりお身体にフィットするサイズをお選びいただけます。
身体にあったサイズの人工乳房と補整ブラジャーを一緒に着用していただくことで、重さを感じず自然にフィットし、日々の生活でも気にせずご利用いただけます。
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