このページでは「笑顔のチカラ」について紹介しています。
　
あなたは普段の生活で笑顔を意識していますか？実は、笑顔は自らが意識しなければ作れないもので、技術、作法でもあります。この点が自然発生的に起きる笑いと異なる点です。次に、笑顔は気分や感情を「コントロール」する道具として使うことができます。これは表情フィードバック仮説として知られる効果です。ネガティブな感情で心が乱れたときに、笑顔をつくればポジティブな感情を喚起し、集中力を取り戻すことができるのです。
笑顔は、人と笑顔のキャッチボールをすることで育まれるものです。微笑みを交わすことから、大きな笑顔へと変わっていき、おかしみが顔を覗かせると笑いにまで昇華します。知らない相手に対する場合は、不安と警戒でいっぱいだった頭と緊張した身体が、余白と遊びを取り戻すのです。
笑顔のキャッチボールは楽観性をつくり出し、「ポジティブ度」を上げる共同作業なのかもしれまん。『幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ』、心理学者のウィリアムス・ジェームズや哲学者のアランの残した金言は、メンタルタフネスの「幸福感」においても、笑顔が重要な要因であることを示してくれています。それでは、幸福共生の「社会性」を実現する、魔法のような笑顔のチカラについて科学的に探究していきましょう。